今オフの最大のテーマは、もちろん「リーグ最低レベルのディフェンスを改善」することです。
相手QBにほとんどプレッシャーをかけられず、サック数はチーム全体で22と、J.J. Wattひとりの記録とほぼ同じという体たらくでした。
有能なパスラッシャーをドラフトかFAで獲得する必要があるのは明らかで、モックドラフトでも補強のポイントとして真っ先に挙げられています。


しかし、その影で同じくらい深刻なポジションがLBです。

LB Sean Weatherspoonがキャンプ中に怪我で離脱してしまったこともあり、チームで最も層が薄いポジションだったと言ってもいいと思います。
チームはシーズン途中からPaul WorrilowとJoplo Bartuの二人をILBとした、4-2-5(ニッケル・パッケージ)のシステムを採用していました。

ボックス内のランこそ止めていましたが、オフタックルのランプレーや、スクリーン系のプレーになるとカバーしきれず、遅れてボールキャリアーを追いかける形になる為、一発のタックルで倒せないシーンが目立ちました。


新HC Dan QuinnはSeaで4-3 Underのシステムを採用していました。
4-3 UnderはSLB(SAM)がスクリメージラインまで上がり、3-4に近い隊形。
ウィークサイドでQBにプレッシャーをかけるDE/OLB(4-3 UnderではLEOと呼ばれる)と、逆サイドでラン守備・QBラッシュ・パスカバーを担うSLBが、このシステムでは重要なポジションとなります。

4-3 Underについてはこちらの記事が良くまとめてくださっています。

当然Quinn HCはファルコンズでも、4-3 Underを導入すると思われます。
そこで誰がSLBとなるかですが、前DC Mike Nolanが4-3と3-4のハイブリットシステムを目指していた際にはDE Croy Beirmanが同じようなポジションをプレーしていました。
しかし、Berimanはダウンフィールドに下がってのパスカバーに難があり、Nolanのハイブリットシステムは失敗に終わりました。

ソースの記事では、このSLBの候補として2年目となるLB Prince Shemboを挙げています。
Shemboはノートルダム大時代にはOLBとしてストロング、ウィーク両サイドをプレーしていました。


しかし、ファルコンズではILBへコンバートされ、本来の強みを活かしきれていませんでした。
昨シーズンShemboが参加したプレーのうち、パスラッシュを仕掛けたのはたったの7%で、ランストップとパスカバーに専念していました。。

QuinnはSEA時代、LB Bruce IrvinをSLBとして起用していました。
ShemboはIrvinと体型も近く、常にパスカバーに下がるよりは、前に上がってランストップ又はQBにプレッシャーをかける役割が、プレースタイルともフィットすると思います。

MLB、WLBは現状でWorrilowとBartuが有力ですが、パスカバーが上手くリーダーシップのあるベテランの補強が必要でしょう。


[ニュースソース]
What Are The Falcons To Make Of Prince Shembo? - The Falcoholic


How Can The Falcons Replicate Seattle's Defensive Success? - The Falcoholic