いよいよ2015ドラフト直前になりました。
様々な情報が錯綜していて、疑心暗鬼になっている今日この頃ではないでしょうか。

2015ドラフト指名権


まずは、チームが持っている指名権のおさらいから。

1-8
2-42
3-72
4-107
5-146
6-184
7-225
7-249(from NE through STL)


補填ピックは無く、合計8個の指名権を持っています。

また、来年については、ノイズゲート事件のペナルティとして、5巡指名権の剥奪が決定しています。
FAでの補強も積極的に行った為、補填ピックがもらえる可能性も低いでしょう。

今年はコーチ陣を刷新した初年度となりますので、上位で先発級の選手を指名した後は、トレードダウンで指名権を増やして欲しいところ。
新しいスキームにフィットする素材をなるべく多く確保する必要があると思います。

ドラフティー訪問情報


つづいて、チームがプライベートで招待した選手達(ワークアウトも含む)。

1巡候補 (4 Edge Rushers;2 OTs;1 DT,CB,TE)
DE/OLB Dante Fowler Jr.(Florida)
DE/OLB Vic Beasley(Clemson)
OLB/DE Shane Ray(Missouri)
OLB/DE Alvin "Bud" Dupree(Kentucky)
OT Ereck Flowers(Miami)
OT T.J. Clemming(Pittsburgh)
DT/DE Leonard Williams(USC)
CB Kelvin Johnson(Wake Forest)
TE Maxx Williams(Minnesota)

2~3巡候補 (4 Edge Rushers;2 LBs,CBs,RBs;1 S,DT,TE)
DE Owanagbe Odighiuwa(UCLA)
DE/OLB Za'Darius Smith(Kentucky)
OLB Shaq Thompson(Washington)
OLB Davis Tull(Chattanooga)
LB Eric Kendricks(UCLA)
LB Paul Dawson(TCU)
CB Quinten Rollins(Ohio)
CB Eric Rowe(Utah)
RB Ameer Abdullah(Nebraska)
RB David Johnson(Northern Iowa)
S Damarious Randall(Arizona State)
DT Gabe Wright(Auburn)
TE Clive Walford(Miami)

4~7巡、RFA候補 (2 CBs,TEs,RBs;1 S,OT)
CB Chris Dunkley(South Florida)
CB Tray Walker(Texas Southern)
TE Blake Bell(Oklahoma)
TE Randall Telfer(USC)
FB/WR Vince Myale(Washington State)
RB Terrell Watson(Azusa Pacific)
S Akeem King(San Jose State)
OT Chaz Green(Florida)

チームがニーズと考えているのはパスラッシャー、LB、DB、OT、TE、RBのようです。
パスラッシャー、OTは上位、RBは下位、その他のポジションは満遍なく訪問させています。

Quinn HCは個別ワークアウトについて、1度に沢山の選手を視察できるコンバインやプロデイよりも選手を深く知ることができるとして重要視しています。
実際に上記の選手が各順位で残っていれば指名する可能性は高いでしょう。

1巡指名予想


さて、1巡の予想ですが、以下のシナリオが予想されます。

a)1-8でDupree指名
個人的に大本命なのがこのシナリオ。
Beasleyは8位までは残っておらず、オフフィールドの問題が気になるGregoryとRayは見送る形です。
テクニックが未熟で素材型との評価ですが、Quinn HCの指導に期待してベテランとのローテーションで経験を積ませて欲しい。
ややリーチ気味なので、トレードダウンして指名権を増やすことができれば理想ですが、他のパスラッシャーが評価を下げてきているのと、ダウンする先を見極めるのが難しいことから、8位での指名で十分でしょう。

b)トレードアップしてBeasley指名
現実に可能性が高いのはこちら。
積極的に動くことに定評のあるDimitroff GMが、今回も大胆にお目当の選手を取りに行くという予想。
トレードの相手はFowlerを指名したJAXの次のOAKではないでしょうか。
少なくともWAS、CHIの上でないとBeasleyは指名できないと思います。
指名権を減らすことになるトレードアップにはあまり賛成しませんが、Beasleyであればリスクを負ってでも取りに行く価値はあるでしょう。

c)1巡中位へトレードダウンしてOT指名
Baker、Holmes、Matthewsが手術明けということを考えれば、指名権を増やして、且つラインへ投資するのもありではないでしょうか。
チームは新しく導入されるゾーンブロックにフィットするOLを必要としていて、1巡中位以降の指名が予想されている選手と接触していることから、可能性が無いとは言えないと思います。
2〜3巡目の指名権が増えれば、パスラッシャー以外にDB、LBも有力選手で穴埋めすることが出来ます。
大方の予想を裏切る動きではありますが、Dimitoff GM以下首脳陣にはこれぐらい柔軟な頭でドラフトに臨むことを期待します。