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Photo : Official site of the Atlanta Falcons

今シーズン初勝利です!
先週は行く末が不安になる敗戦でしたが、アウェーで乗り込んだレイダースに対して35-28で勝利。
リードするチームが6回も入れ替わるシーソーゲームとなりましたが、攻守が噛み合って接戦をものにしました。


オフェンス

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Photo : Official site of the Atlanta Falcons

オフェンスは4TD(2ptに1回成功)、2FGで計35点を獲得しました。
RedZoneには6回進入し3TD、2FG、1INTと、ほぼ確実にチャンスを得点に結びつけています。
RZ効率は昨シーズンからの課題で、先週も4回進入しながら1TDと苦しんでいましたが、改善の兆しが見えてきました。

3rdダウンコンバージョン成功率も先週の23%から50%に改善。
オフェンスがボールをコントロールし、試合の主導権を握ることができました。
80yd以上のドライブを3回も完遂させ、うち後半の2回のドライブはTDまで結びつけました。
4Q、相手のギャンブルを止めた返しのドライブも、50ydをきっちりとTDで終えて勝利を決定づけています。

・QB
ライアンが、26/34(76.5%)-369yd-2TD-1INT-Rating:131.5と上々のスタッツ。

比較的安定したパスプロに守られ、長短を織り交ぜながら冷静に投げ分けました。
2キャッチ以上を記録したレシーバーが8人と、相手守備に的を絞らせませんでした。

RZでのTDを狙ったパスをINTされてしまうのはいただけませんが、ミスを引きずることなく、後半に調子を上げた点は良しとしましょう。

・RB
先週はフリーマン、コールマンの合計で42ydと完封されてしまった地上戦。
今週は合計で139yd獲得、平均4.8ydを記録し、試合を組み立てました。
フリーマンはアウトサイドのランを中心に平均5.5yd、コールマンはインサイドを中心に平均3.8ydを走り、見事なワンツーパンチ。

ランがコンスタントに出ることで、プレイアクションのパスも面白いように決まりました。
ライアン‐フリオのホットラインが注目されがちですが、カイルオフェンスの生命線はラン攻撃がいかに機能するかどうかです。

・WR、TE
前半でフリオのTDを見せ、その後はTEメインのプレーで組み立て、サヌー、ロビンソン、ガブリエルを絡めながら、最後はフリオのロングボムで仕留める。
ハーディもラッキーな形ながら、プロ初TDキャッチ。
ユニット全体が機能した理想的な展開でした。

3Q2本目のドライブではタミー、トイロロ、フーパーの3TEパーソネルで圧巻のノーハドルオフェンスを展開し、見事にTDまで繋げました。
1分54秒で5プレー、85yd獲得はまさに電光石火。
フリオの個人技に頼らない、オフェンスの新しい柱が確立できていると思います。

30yd以上のプレーが2つあったフーパーが、このまま計算できる存在であれば、TE陣は強力なユニットになります。

・OL
全スナップを通じて、左からマシューズ、リヴィトリ、マック、チェスター、シュレーダーが出場。

最初のドライブで、チェスターが相手DTマクジーのブルラッシュに押され、この試合唯一のサックを許しました。
それ以外のパスプロは、QBヒットが3回、QBハリーもちらほらありましたが、ライアンが終始落ち着いてターゲットを探せるだけの安定したパフォーマンスをみせました。

ランブロは、常に押し込まれることなく、相手フロントをコントロールできています。

ディフェンス

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Photo : Official site of the Atlanta Falcons

ディフェンスは前半に1TD、後半に3TDで計28点を許しました。
最後の1本は勝負がほぼ決した状況で、引いて守った結果ですが、合計454yd喪失はまだまだ改善の余地ありです。
とはいえ、相手オフェンスがショートパス中心で組み立ててくるなか、LBジョーンズ、LBスプーン、SSイシュマールらが堅実なタックルで、キャッチ後の大きな前進を防いだことがチーム全体に締まったリズムをもたらしたように思います。

DEシェルビーのオフサイド、Sゴールドソンの12人反則で相手ドライブを継続させてしまった点、アルフォードのエンドゾーン内でのインターフェアがTDに繋がってしまった点は要反省。

・DL
ビーズリーがこの試合唯一のサックを記録。
相手Tを正面から押し込む場面もあり、バルクアップの効果が出てきているように見えます。

2年目ジャレットがランスタッファーとして、十分な役割を果たし、自身もソロで3タックルを記録。

ヘイゲマンはダブルチームを受けないDEの方が、のびのびプレーできそうです。

サックの少なさは相変わらずですが、相手オフェンスが球離れを早くするプレーを多用してきたので、ある程度は仕方ないでしょう。
最後まで届かないながらも、QBカーをスクランブルさせたり、ミススローを誘うほどにはプレッシャーを掛けていたので及第点です。

・LB
怪我で欠場のキャンベルに代わり、スプーンがルーキーのジョーンズとコンビを組みました。
スプーンは元ドラ1の実力を遺憾なく発揮し、リーダーシップの面でもディフェンス全体を落ち着けていました。
怪我なくシーズンを過ごしてください。

ジョーンズは期待以上の即戦力っぷりで、早くも文字通りディフェンスの中心選手になりつつあります。
RBフラットのパスをほぼ逆サイドから追いつくスピードは、まさにDQの求める「ファスト&フィジカル」を体現しています。
まだプロレベルに慣れていないのか、ミスタックルやOLのブロックに捕まるシーンも散見されますが、それを差し引いても大活躍と言って良いでしょう。

・CB、S
もう一人「ファスト&フィジカル」を体現したのがイシュマール。
チームリーダーの13タックルを記録し、相手のファーストダウン更新、TDを防ぐビックプレーを見せました。
ニールは怪我が治ったらニッケルに回すのも有りかもしれません。

最後尾を預かるアレンも、目立たないながらもミス無くプレー。
タックルにも重みが加わって、安心して見ていられます。

トゥルファント、アルフォードは、相手にかなりリスペクトされていたのか、ほとんど画面に出てきませんでした。
ミスらしいミスは、2つ。
トゥルファントがポストのWRに釣られて、遅れて上がってきたTEをカバー出来ずにTDを許したシーンと、アルフォードのインターフェアくらいだと思いますが、どちらも失点に直結してしまうのが、このポジションの辛いところ。

心配されたニッケルは伏兵プールが、今のところそつなくこなしています。 

スペシャルチーム

ブライアントは21yd、20ydのFGを成功。安定。

ボッシャーは3回のパントでLong60yd、TBが1回、inside20が1回。
キックオフは相手の反則とマフがありましたが、スタート位置の平均を19yd地点に押し込んだのも、序盤のリードする展開につながりました。

パントリターンでは大ベテランのウィームズが、FGにつながる72ydのビッグリターン。
カバーチームでもナイスタックルあり、未だに衰えません。

キックオフリターンにはロビンソンも入りました。

NextGame

次週はアウェイでNO戦、MNFです。

セインツのオフェンスはここ2試合で、ラン平均64.5ydに対してパス平均333ydと、パス偏重のオフェンスになっています。
レシーバー陣はWRクックスとWRスニードが、それぞれ獲得200ydオーバーでメインターゲット。
新加入のフリーナーとはまだコンビネーションが上手くいっていないようです。
ランとショートパスの組み立てだったレイダースと違い、ロングパスを積極的に狙う爆発力のあるオフェンスなので、今週以上にパスラッシュが重要になるでしょう。
軽く見た感じではOLがやや不安定なので、つけ入る隙きは十分にありそうです。

ディフェンスは平均451.5yd喪失、特に初戦のOAK戦では35失点しています。
今週のNYG戦でCBブノーが怪我で途中退場しましたが、次週は出てきそうです。
LBを一人減らしたニッケル隊形を多用しているようで、こちらはTEとのミスマッチをうまく使って行きたいところです。
[追記]CBブノーが怪我をしたのは初戦のOAK戦で、NYG戦は欠場でした。腓骨の怪我により、6週間の離脱とのことでCBはかなり手薄になっています。


相手は2連敗中で開幕から勝ちがありませんが、ホームで同地区ライバル対決が全米放送と、必勝の気合充分で挑んでくることが予想されます。
これまでの2試合は負けてはいるものの、いずれも3点差以内の接戦でした。
相手の歯車が噛み合う前に、リードを奪って主導権を握る展開を期待します。