Photo : Official site of the Atlanta Falcons

チームとしては18年ぶり二度目、私が応援を始めてからは初めての出場となったスーパーボウルは、史上初のOTにまでもつれる、激闘となりました。
結果は、OT最初のドライブを相手にTDまで持って行かれて、28−34の敗戦。 

勝利まで、あと少しのところに手を掛けていただけに、ただただ悔しい。
攻守にわたって良いプレーもありましたが、最後は相手が一枚上手でした。 



序盤は、ブレイディにプレッシャーを掛けて得点を与えない守備と、ここぞの場面でギアを上げる攻撃とが噛み合い、ファルコンズのペースで試合を進めていました。
特に守備陣は、気迫溢れるプレーで相手レシーバーのドロップを誘い、あまつさえブレイディからPick6を奪う程に、相手を混乱させ、圧倒しました。

しかし、ブレイディのクイックパスを防ぐべく、のっけから激しいプレスカバーを続けていたDB陣が徐々に引き剥がされるようになり、DLのプレッシャーもあと一歩が届かない。
ずるずると進まれるうちにフィールドに立つ時間が長くなった守備陣が、スーパーボウルという舞台の緊張感もあいまってか、目に見えて疲労の色が濃くなり、相手も落ち着きを取り戻していきます。

勝敗を分けたのは、ありきたりな言葉ですが「気持ち」。
相手はこの一戦の重みをわかっていて、25点を追いかける状況でも気持ちを切らしませんでした。
なんとか状況を打開しようとするオンサイドキックしかり、スペシャルプレーしかり。
勝利に対する執念が、フィールドの若い選手たちを追い詰め、サイドラインのコーチ陣の判断を鈍らせていったように見えました。

OTに入ってからは、守備も力尽き、ライアンは一度もフィールドに立つことすらできず、試合が終わりました。


そもそも、今シーズンの開幕時点では10勝できれば御の字、実際に始まってからもSEA戦での不運な敗戦に続き、ホームのSD戦で連敗、3週後のPHIにも敗れ、プレーオフに出れるかどうかというチーム状況だと思っていました。
それがBye明けのWeek12からは、チーム全体が一皮剥けて5勝1敗で第2シードの座を掴むと、盤石の強さを見せつけて最高の舞台まで一気に駆け上りました。

応援するチームの結果に一喜一憂するのは楽しいものですが、やはりプレーオフは格別。
そして今年は、初めてスーパーボウルでも好きな選手たちを応援する喜びを味わいました。
一番最後まで、楽しませてくれたチームに感謝です。

スーパーボウルでの悔しさは、スーパーボウルでしか晴らせない。
そう遠くない未来に、またこの舞台にチームが戻ってくると信じています。