2016-02-21-20-45-29

2015シーズンのポジション別レビュー第9弾はSです。



#25 William Moore 11試11先発(Week14IR入り、シーズン終了後にカット)
51tckl(38solo) 1FF 2int

#37 Ricard Allen 15試合14先発
68tckl(59solo) 1.0sack 1FR 3int 

#36 Kemal Ishmael 16試合5先発
46tckl(32solo) 1int

#27 Robinson Therezie 13試合2先発
33tckl(27solo) 1int

#30 Charls Godfrey 8試合
12tckl(10solo)

長年ユニットのベテランリーダーであったムーアは例によって、怪我でのシーズンエンドとなってしまいました。
4-3アンダーではボックス内のLBの位置でセットし、ランストップにも大きく貢献していました。
新しいスキームと、激しくタックルにいくムーアのスタイルうまくマッチしていたように思います。
しかし、やはりそのスタイルに身体がついていけず、Week14にIR入り。
これだけ怪我に弱いとなると戦力として計算できないと判断されたようで、いよいよシーズン終了後にはカットとなってしました。
これまでのチームへの貢献を考えれば、ファンとしては残念ですがカットの決定は致し方なしでしょう。

今シーズンからSへコンバートされたアレンは、キャンプ中から「スムーズに移行している」と報道されていて、蓋を開けてみれば期待以上の働き。
開幕戦では勝負を決めるインターセプトを奪い、ファンのハートをがっちりと掴みました。
シングルハイもこなせる広いカバー範囲と堅実なオープンフィールドでのタックルは、なぜいままでSじゃなかったのかと思わせるほど。
3インターセプトに加えて5PDとなかなかのボールホークっぷりも発揮しました。
去年のドラフト指名→ファイナルカット→PS入り→新シーズンでポジションコンバートと、本人からすれば波乱の1年を経て飛躍へとつながりました。

3年目のイシュマエルはムーアのバックアップとして主にSSでプレーしました。
ムーアが離脱してからは先発クラスでも問題なくプレーできることを証明できたようにみえます。
S/LBハイブリッド型で3-4アンダーのボックスサポート役として今後も重宝される存在になるでしょう。
昨シーズンと比べるとビッグプレーが減ってしまったのがやや残念ですが、派手プレー中心と地味プレー中心のシーズンをどちらも経験できたのは収穫かなと思います。

UDFAルーキーのスリーズィー(カナ表記が難しい)は、限られたプレー時間でしたが、1インターセプト、2PDとまずまずのインパクトを残しました。
5-9のサイズが敬遠されてドラフトには掛からなかったようですが、DQのモットーであるスピード&フィジカルが良く表れた選手だと思います。
先発にはまだ物足りない感じがするので、今後の育成に期待です。

昨シーズンに途中加入し出場したもののスタッツ無しと、驚きの影の薄さだったゴドフリー。
今年はスタッツが残りましたが、相変わらず地味キャラは返上できませんでした。
Week16に古巣のCAR相手に気を吐いているのが、少し印象に残っているくらいです。
若手が育っているので、来シーズンのロースター入りは厳しいでしょう。

来季に向けて

ゴドフリーがUFAとなり再契約待ち、アレンがERFAでしたがチームからテンダーされ残留が決まっています。
補強の優先順位は低いですが、ムーアも抜けてややインパクト不足なのも否めません。
ゴドフリーoutでベテランFAをバリュー契約しつつドラフトに備えたいところです。
FAで他のポジションが底上げできれば、2〜3巡のドラフト指名でも良しです。