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ドラフトが約3週間後に迫ってきましたが、再建を目指すディフェンスで頭の痛い問題が浮上してきました。
 

今シーズンで2年目となるCBジェイレン・コリンズがリーグの薬物規定に違反したとして、開幕から4試合の出場停止となりました。
出場停止にはなりましたが、オフシーズンのプログラムには参加できるようです。
公式ページではDQの「ニュースを聞いてがっかりしている。本人とは既に話している。今回の件から教訓を得て欲しい。」とのコメントを発表しています。

コリンズは去年のドラフトで2巡指名され、主にニッケルパッケージで出場していましたが、相手WRにビッグプレーを許すなど技術的に未熟な部分も多く、即戦力としてのインパクトは残せませんでした。
もともと身体能力だけなら1巡指名間違いなしとの評価でしたが、いざドラフトが始まってみると、素行面が不安視されたのか、2巡までスリップしていきました。
そこでDQが「見逃すわけにはいかなかった」として、思い切って指名しただけに2年目の飛躍が期待されていましたが、本人の行動によって水を差される結果となってしまいました。

チームの現状としては、トゥルーファント、アルフォードが両先発CBとして不動の地位を確立していますが、それ以下は去年のルーキーであるコリンズ、アキーム・キングに加え、今オフに契約したデマーカス・ヴァン・デイク、ダミアン・パームスの若手のみが登録されています。
今シーズンを終えるとトゥルーファント、アルフォードが同時にUFAとなり、どちらかがチームを離れる可能性を考えて、昨シーズン、今シーズンを使ってコリンズを先発級のCBとして育成する計画だったのだと思いますが、フィールド内外の問題で雲行きが怪しくなってきました。

現状4番手のキングは7巡指名でプレー数も限られていましたが、シーズン終盤では見事なPDをみせるなど確実に成長してきています。
12試合となってしまったコリンズの2年目は、本人にとってもチームの編成にとっても大きなターニングポイントを迎えるシーズンになりそうです。