Photo : Official site of the Atlanta Falcons
全米放送のMNFで、目が離せない好ゲームの末、45−32で見事に2連勝となりました。
両チーム合わせて77点が入る乱打戦を制して、アウェーの同地区対戦で大きな一勝を挙げました。
両チーム合わせて77点が入る乱打戦を制して、アウェーの同地区対戦で大きな一勝を挙げました。
試合は、セインツが開始直後のドライブを、フリーフリッカーも絡めてTDに繋げたのの、その直後にファルコンズが連続TDで逆転すると、そのまま一度もリードを譲ることなく、終始有利な展開で進みました。
キープレーとなったのは2つ。
1つ目は、1Qのファルコンズのパント。
セインツの選手同士の接触でマフしたボールをリカバーし、ドライブが継続。
これをTDに結びつけて、すぐさま同点に追いつきました。
先制TDを許し、返しのオフェンスが3&outでパントに追い込まれ、嫌な流れになりそうなところから、モメンタムを掴んだビックプレーでした。
2つ目は、4QのD.ジョーンズのINTリターンTD。
オフェンスの連続TDドライブが途切れ、38−25で相手の追い上げムードになりそうな雰囲気から、逆に突き放す 、まさに勝負を分けたプレーになりました。
キープレーとなったのは2つ。
1つ目は、1Qのファルコンズのパント。
セインツの選手同士の接触でマフしたボールをリカバーし、ドライブが継続。
これをTDに結びつけて、すぐさま同点に追いつきました。
先制TDを許し、返しのオフェンスが3&outでパントに追い込まれ、嫌な流れになりそうなところから、モメンタムを掴んだビックプレーでした。
2つ目は、4QのD.ジョーンズのINTリターンTD。
オフェンスの連続TDドライブが途切れ、38−25で相手の追い上げムードになりそうな雰囲気から、逆に突き放す 、まさに勝負を分けたプレーになりました。
オフェンス
Photo : Official site of the Atlanta Falcons
オフェンスは5TD、1FGで計38点を獲得しました。
5ドライブ連続TDはチーム最多タイ記録で、RZ進入6回をすべて得点につなげました。(試合最終盤もRZ内でしたが、ニーダウンなのでここではノーカウント)
ランで217yd、パスで225yd獲得し、最高にバランスがとれたオフェンス。
4thダウンギャンブルも2回成功させ絶好調でした。
・QB
ライアンは、20/30(66.6%)-240yd-2TD-Rating:113.2とオフェンスを牽引。
シャナハンのオフェンスシステムに対する理解度が高まっているように見えました。
オープンになるレシーバーが事前に分かるおかげで、状況に応じてレシーバーに投げ分けられています。
密集の中へも、自分のタイミングで自信を持って投げ込んでいます。
プレースナップリードも冴え、1つ目のTDはオーディブルでコールマンのランに切り替えたのが当たりました。
ジョーンズに頼らないオフェンスを展開できているのは、冷静にプレーしている証拠でしょう。
注文をつけるとすれば、サヌー、ロビンソンといった日の浅いターゲットに投げる時に、ややターンボール気味なのが気になります。
・RB
フリーマンが14キャリー、コールマンが12キャリーで合計194yd走りました。
レシーブの回数、獲得ydでもチームのTop2となり、まさにオフェンスの中心。
全米中継でリーグ屈指のRBタンデムを印象づけたことでしょう。
フリーマンは平均で10.9ydと驚異的な数字を記録しました。
試合後のコメントで「OLのおかげ」と謙虚な姿勢ですが、ディフェンダーを吹っ飛ばすスティッフアームあり、アンクルブレイカーありとキレッキレのパフォーマンスです。
コールマンはゴール前での起用が増え、3TDと抜群の決定力を発揮しています。
前半途中でかかとを痛めるシーンがありましたが、その後もプレーに戻り、影響は感じさせませんでした。
・WR、TE
フリオがわずか1キャッチ16ydながらも、サヌーが3キャッチ31yd、タミーが3キャッチ28yd、ガブリエルが2キャッチ33yd、ハーディが2キャッチ26yd。
エースが封じられても、周りのレシーバーがそれぞれの役割をしっかりと果たしました。
ハーディは2試合連続となるTDキャッチも記録しました。
フリオはダブルカバーされるシーンが多く7ターゲットで1キャッチですが、この試合は囮役に徹していました。
RZやToGoalのシチュエーションで、まずフリオのフィジカルを活かしたプレーを見せ続け、相手ディフェンスに常にプレッシャーを与えました。
怪我で万全の体調ではなかったかもしれませんが、フィールドにいるだけで相手のシステムを支配する存在感はさすがです。
サヌーが肩の負傷により試合途中で退きましたが、軽傷のようです。
・OL
この日も、左からマシューズ、リヴィトリ、マック、チェスター、シュレーダーが出場。
「悪目立ちしないのが良いOL」とはこのこと。
やはりマックの加入が大きく、アサイメントミスはほぼ無しと言ってよく、パスプロでも常にライアンがステップアップするスペースがあります。
この安心感がライアンの、好調につながっていると思います。
ディフェンス
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ディフェンスは前半に2TD、1FG、後半に2TD(2ptが1回)で計32点を許しました。
4Qにディオン・ジョーンズのINTリターンTDで7点得点しています。
ランで115yd喪失、パスで376yd喪失でも勝てているのは、チームが好調な証ですが、まだまだ改善の余地ありです。
特にパス守備に関しては、相手のQBブリーズを褒めるべき部分もありますが、警戒すべきTEフリーナーを調子づかせてしまったのがいただけません。
終盤には、INTできそうなボールをドロップしてしまう場面も何度かありました。
・DL
リードが怪我から復帰し、DEとして出場しましたが、プレーは可もなく不可もなくといったところ。
ラン守備では、ギャップを埋めてLBのタックルを引き出す動きができていました。
パス守備は、PDが2本あり、プレッシャーのかかり方もまずまず。
しかし、相手ラインのレベルを考えれば、もっとポケットを押し込んでプレーを崩して欲しかったところです。
4Qにフリーニーがファルコンとしての初サックを決め、勝利を大きく引き寄せました。
相手が5分近いドライブでギャンブルも成功させた後だけに、追い上げムードを断ち切るキープレーになりました。
昨シーズンのARIでもそうでしたが、ここぞの場面で大きな仕事をしてくれるベテランが加わってくれたのは大きいです。
気になったのは、DLのローテーション起用の裏を相手に突かれた点。
DQの守備は、対ランのユニットと対パスのユニットでメンバーを大きく入れ替えて、状況に対応しています。
この試合では3rdダウン&ロングの場面で、パスラッシュ重視のメンバーをセットしたところ、ドロープレーでファーストダウン更新を許すシーンがありました。
さすがにブリーズ‐ペイトンの頭脳といったところですが、下手をすると守備崩壊の糸口にもなりかねないポイントだと思うので、DLの起用法は一考して欲しいところです。
・LB
先週に引き続き、スプーン、ジョーンズのコンビが大暴れ。
スプーンはソロ8タックル、アシスト2でリーディングタックラーとなりました。
特に目立ったのが横の動きの速さで、浅いフラット系、スイング系のプレーがロングゲインになるのを、ことごとく未然に防ぎました。
この辺がウォリロウでは物足りない部分だったので、スプーンを呼び戻したのはディフェンスの一番の補強でしょう。
ジョーンズはソロ8タックル、アシスト1に加えてPD2も記録。
浅いゾーンはスプーン、中央‐奥のゾーンはジョーンズが受け持つことが多いようです。
そして、出場3試合目にして早くも、チームの窮地を救う90ydのINTリターンTDを披露しました。
俊足WRのクックスも追いつけない独走リターンで、2代目「プライムタイム」襲名の日も近いかもしれません。
ゲームボールは、文句なしでジョーンズにあげましょう。
・CB、S
いよいよドラ1ルーキーのニールが先発デビューしました。
ソロ3タックル、1アシスト、1PDのほかに、胸に収まったボールを弾き飛ばす強烈なヒットもあり、怪我の影響は無さそう。
一方でルーキーらしい、まずいプレーもありました。
前半2minでのフリーナーへのロングパスは、ニールのカバーするゾーンでしたが、外のレシーバーに気を取られ、自分の担当であるTEをワイドオープンにしてしまいました。
しっかりと反省材料にして欲しいところです。
CB陣は、相手エースのWRクックスを2キャッチ13ydと完封しました。
代わりに2番手以降のWRコールマン、トーマスには、特にプールとのマッチアップを狙われ、平均10yd以上のレシーブを許しました。
UDFAルーキーながらニッケルCBとして活躍しているプールですが、この試合ではブリーズにプロの洗礼を受けました。
それでもジョーンズのインターセプトにつながる値千金のPDや、ロスタックルもあり今後の成長が楽しみです。
スペシャルチーム
ブライアントは21ydのFGを成功。安定。ボッシャーは2回のパントでinside20が2回。安定。
キックオフリターナーにはウィームズが、入りました。
2回のリターンは、2yd地点からの42ydリターンと、9yd地点からの12ydリターンで、どちらも苦しいフィールドポジションから脱している意味で、大きな仕事をしています。
前半のキープレーなったマフパントのリカバーもありましたが、結果的には相手のTDにつながってしまうラフィング・ザ・キッカーの反則もあり、ユニットとしては差し引きゼロかなぁといった印象です。
NextGame
次週はホームに戻ってCAR戦です。オフェンスでは磨きがかかったニュートンのパスだけでなく、ウィトカー、スチュワートにニュートンを絡めた地上戦が脅威。
ここまで1試合平均でリーグ3位の146ydを獲得しています。
しかし、チームの中心・ニュートンは感情がプレーに直結します。
今シーズンのDEN戦、MIN戦では、常にポケットでプレッシャーを感じて精彩を欠きました。
調子に乗ると、オルセンを筆頭に、ベンジャミン、ギンといったレシーバー陣が盛り立ててきます。
とにかくパスラッシュを仕掛け続け、ニュートンに気持ちよくプレーさせないことが何よりも重要です。
ディフェンスは平均273.3yd喪失に抑え、こちらもリーグ3位。
強力なディフェンスの中でも、フロント7は要注意です。
ここ2試合のようには走らせてもらえないでしょうから、序盤は、今週の残像を使って、PAからのパスを主体にリズムを作りたいところです。
ノーマンの抜けたDB陣はやや不安定で、サヌー、ハーディら2番手以下のWRへパスを散らせばオフェンスは機能します。
開幕戦の負けから、2連勝で立て直してきたチームにとっては、試金石となる試合になりそうです。